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わかっていても乗っからざるを得ないバブルに沸いている中国だが、
本日発表されたCPIはyoyで1.7%下落。5ヶ月連続でマイナスとなった。
【参考】6月の中国の消費者物価1.7%下落 10年ぶりのマイナス(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090717AT2M1702U17072009.html
中国国家統計局によると、6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比べ1.7%下落し、5カ月連続のマイナスとなった。下落率は5月の1.4%より拡大し、1999年6月の2.1%以来、10年ぶりの大きさとなった。中国経済は需要不足から物価が持続的に下がるデフレに陥る懸念がくすぶっている。
6月は工業品出荷価格(卸売物価)も7.8%下落し、7カ月連続のマイナスとなった。下落率は統計データをさかのぼることができる1990年代半ば以降で最大。原油価格が5割近く下がったのが主因で、卸売物価の下落は時間差を置いてCPIに波及する可能性がある。
中国では銀行融資が急増しており、将来のインフレを懸念する声も少なくない。しかし政府内ではなお「目下の物価下落に目を向けなければならない」(国家統計局の李暁超報道官)との意見が大勢だ。中国人民銀行(中央銀行)も当面は今の金融緩和政策を続ける姿勢をみせている。(17日 23:17)
主な内訳はこんな感じ
● 食品 -1.1% (CPIの35%を占める)
● 衣類 -2.3%
● 耐久消費財 -2.1%
● 保健医療 0.9%
● 輸送用機器 -2.4%
● 住居関連 -5.7%
中国のインフレ目標値は+4%。
ついこないだまで原油価格の高騰で、物価が高すぎることに注意を払っていたのが、ここもとは思いっきり「デフレ」になっている。
このデフレの状況で株が思いっきりあがってるんだから、これは明らかにバブルであるといえる。
某M証券にご在籍の私が日本で一番信頼できると思っている、とある著名エコノミストの方は、このデフレの状況は2つの意味があると述べておられる。
① 消費者センチメントの悪化
中国の消費者はモメンタムプレーヤーだそうな。物価が上がれば駆け込み需要が起こり、デフレ下では極度な買い控えが起こる。まあ、この消費者行動は程度の差こそあれ、どこの国でも見られる現象であるとは思われるが。
② 農村部の所得減少
CPIを決める決定的な要因は35%を占める食料品。
これの値段が下がると、当然農家のインカムは減る。
また加工食品の値段が下がると、農村の多く展開されている工場での人員削減等によって農村部の人々の所得が減る。
これは都市部と農村部の格差縮小を掲げる政府のとってはよろしくない。
潜在的不満が溜まる原因となるからだ。
消費者センチメントはあの膨大な景気刺激策によっても、
実はみなが思っているほど刺激されていないことがわかる。
それを証拠に、
上半期に政府の大号令によって莫大に増えた新規融資の大半はショートタームであり、それは資金繰りの改善に確かにつながっているが、内需が思ったほど盛り上がっていないためにその多くは投機に回っている。だから、土地と株が爆騰しているのだろう。
だからといって、今すぐチャイナプレイから降りるべきかどうかの判断は難しいが、
落ち始めたら今回も早そうだ。

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