「帝国」・「属国」関係から見る日米関係。小沢は帝国アメリカに認められた「日本国王」なのだ(副島・天木対談より)。

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俗に言う「陰謀論」と呼ばれる論は、論拠が乏しい(ソースがないという意味で)から胡散臭いという意味で敬遠される傾向にあるし、い私もどちらかというと、敬遠しがちであったわけなので、この副島さんの言うことも、これまでは「ほんとかよ??」という感じで敬遠しがちだったのですが、世に公開されている情報は真実を網羅しているわけではないという点において、「陰謀論(といったら副島さんはえらいお怒りだそうですが)」は一方的に排除するのはよろしくないということがわかる。

 

この副島さんとか園田義明さんのアプローチの興味深い点は、政治力学の分析の際に「人脈」に焦点を当てているという点。この観点から見ていくと、正体がつかみにくい小沢さんが政治的にどういう人物なんかということがよりわかりやすくなるかもしれません。

 

あと、歴史学的理解の基づく「帝国・属国」という枠組みによる日米同盟の理解の仕方は斬新でした。認めたくないけど、認めざるを得ない現状なのでしょう。話し方はエキセントリックですが、中身は意外に(?)冷静な感じがしました。明らかに嫌米的陰謀論と違って、色がない感じがしたのはなかなかよかったのではないでしょうか。

 

(後半は続きで)










 

● 6月26日の横須賀市長選挙でめったに応援演説をしない小泉さんの熱烈な応援にも関わらず、現職が落選した。あのときから決定的に日本が変わった。それが都議選の大敗北(さらには衆院選の大敗北)につながった。あのときから一気に日本を支えている空気が変わった。

【参考】横須賀市長選で「疫病神」になった小泉元首相(JANJAN)
http://www.news.janjan.jp/government/0906/0906295997/1.php

今回の選挙では「反小泉」陣営が二つに割れました。それでも、小泉さんが推す現職が落選したのです。

 いまや、地元でも小泉さんの人気は全然ない、と市民から伺いました。自民党支持のはずの商工業者の方も「小泉さんは地元に何にもしてくれない」と、もともと不満だったそうです。

 それに加えて、無党派層は無党派層で、一般の人で小泉さんが新自由主義的な政策で人々を苦しめながら、結局は自分の息子を後継指名したことに不満のようでした。

 「小泉さんが、内輪の集会などで蒲谷陣営の応援に力を入れれば入れるほど、陣営の求心力が低下し、人が離れていった。小泉さんは票を失わせる疫病神」と、ある市民は証言します。「小泉純一郎」といえば「人気者」の代名詞だったころがウソのようです。

 

● 1985年の半導体交渉での米国に対する譲歩を指揮し、自民党幹事長になって宮沢元首相をあごで使って「お前を首相にしてやる」という不遜な態度を取った。これに自民党全体が怒ったわけだが、これを見て、米国が日本国王に選んだのは「小沢」なんだということがわかった。

 

● 土着の酋長たちの集まりである自民党が15年経っても小沢をつぶすことができなかった。これが米国が後ろにいることの証であるし、いないといけない。小沢が掲げる「対等な」日米関係は米国も認めている。米国の衰退が始まって日本から撤退していかざるを得ない。

 

● どのような人に小沢は育てられてきたか。日本に来ていた大きな石油会社(どこ?)の奥さんに英語を習っている。その娘が小沢事務所にいて書いた本が「blue print for new Japan」という英語の論文集(小沢が書いたことになっている)で、その日本語版が「日本海増計画」。これが1993年、94年のときの小沢革命のマニフェストになっている。

 

● 日本は米国の属国からは抜けられない。「帝国」「属国」関係というのは「今日抜けます」と言って簡単に抜けられるものじゃない。そんな甘いものじゃない。「皇帝」と周辺国の「王様」の関係で言うと、周辺国の王様のことを「ナショナリスト」という。周辺属国である自分の国の利益を必死で守るために帝国と交渉するのがその役目。王様たちの汚らしい戦いに勝ちあがったのが「皇帝」=王様たちの中の一番の極悪人が「皇帝」。これは歴史学的理解に基づく。

 

● 小沢一郎は西郷隆盛級の男だ。地位とか名誉とかに拘泥する男ではない。日ごろからずっと田舎回りをしておじいちゃんおばあちゃんの声を聞いて、本当の政治をやってきた。田中角栄くらい日本国民の利益を一生懸命受け継ぐ思想を一番弟子で受け継いできたのが小沢だ。

 

● 田中もネルソン・ロックフェラーに認められて首相になった。ロッキードでやられたときも「ネルソンにやられた」と外国人記者クラブで叫んだ。属国の指導者(=日本の首相)は帝国(=米国)の承認がなければなれない。田中は捨てられたのだ。米国も一枚岩ではないので、そのときのどの勢力に加担しているかという分析をしないといけない。

 

● 米国は衰退して本国に帰っていくから、米国と下手にケンカしないで部分的独立を達成していくべきだ(米軍も帰っていくし、ハゲタカファンドも帰っていく)。カザフスタンでは帝国ロシアの衰退によって、300万人のロシア人が平和裏に帰っていった。日本でもそうなる。

 

● 今の小選挙区二大政党制を志向したのは小沢である。大連立は小沢が持ちかけたというのはウソである。あれは森のような汚い政治家が後ろで相手方になって、ナベツネとか斉藤次郎(元大蔵官僚)が暗躍しているが、本当の裏側にいるのはトム・フォーレイという元日本大使(民主党員)。民主党系の元日本大使が小沢を守ってきた。小沢に忠告できるのは日本大使クラスだけ。

 

● 帝国・属国の関係で言うと、属国の王である日本の首相を決める権限があるのは、駐日大使にある。そのことをみんなが見ようとしない。民主党系の元日本大使の連中が上から小沢を操ろうとするが、小沢はなかなか言うことを聞かない。ただ、自分が本当に危なくなったときは、彼らに頼るという面もどうしてもある。そこのところをわかってあげる必要がある。

 

● やっぱり本当はお金の力なんですよ。NYの金融財界・石油財閥系のロックフェラーがアメリカを動かしてきた。今は4世(94歳)だが、これがシティバンクも持ってるし、エクソン・モービルも持ってる。彼の意向で動く人たちがたくさんいる。彼らは大学院時代や若い官僚時代から米国に留学させてもらっているから、言うこと聞くしかない。お金の力で人は育てられる。それを「陰謀論」とか言うな。

 

初めて小沢さんの街頭演説を聞いてみた。テレビの顔とは全然違う。「民主主義は国民の手でを作る」という強い信念が感じられた。しかも、演説はかなりうまい。菅さん・鳩山さんにはこの「ドサ周り」は出来ないでしょうね。

 

「自民党に票を入れておいて、今の政治に文句をいう資格はない。あるいはまたどうせおれが投票に行って一票を入れたからって、政治は変わりはしないと言って棄権する人にも、文句を言う資格は無い」

 

小沢さんの研究をしてみる必要がありそうだ。「小沢一郎」という人は、凡人である私の理解を超越した人なのかもしれない。








 

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