「『かんぽの宿問題』って色々言われているけど、なんのこっちゃさっぱりわからない」

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という方は(私も含めて)、これをご覧頂くと、少しはご理解頂けるかもしれません。

 

残念ながら「モラルの低下」という現象がここにも見られます。「経済の成熟化に伴うモラルの低下」というには社会主義に勝った資本主義が直面した大きな問題であり、これをいかに克服できるかが、人類が今後も繁栄を続けていくための大きなポイントになるのではないかと個人的には思っています。

 

少しずつ考えがまとまりつつあるので、時期が来れば「途転の力学」の本サイトで記事をアップできればと思います。

 

この観点から考えると、この動画のポイントは、「法的には正しいのかもしれないが、その仕組みを皆にわからないようにしたという点で、それはモラルの点からは明らかにいかがわしい」ということで、これは日本人の倫理観から照らせば、許容できないというところなんだろうと思います。

【参考】日本人の法感覚とは
http://keyboo.at.webry.info/200710/article_18.html

 

では、どうぞ。

 




この長谷川憲正さんという人は、あの柔道の構えをしているHPだけを見ると、昔かたぎの土着の郵政族のおじさんかなあという印象があったんですけど、これで初めて生の肉声を聞いたんですけど、「かなりまともな」人ですね。

【参考】長谷川憲正ホームページ
http://www.hasegawa-kensei.jp/

 

しゃべりは冷静でうまい。綿貫さんや亀井さんで物分りの悪い古臭いイメージのある国民新党だったのですが、いい人材持ってるじゃないですか。


 

(植草さんのまとめ)

● 私は決して郵政民営化そのものに反対というわけではない。効率的でないものを効率良くするということであれば進めるべきだと思う。より良いサービスをよりやすいコストで提供できるのであれば、国民にとっていいことなので郵政民営化はするべきだ。

 

● しかし、「かんぽの宿問題」から見えてくる「郵政民営化」の姿は、「効率化ではなく私物化」である。国民の貴重な財産が特定の人の利益につながっているのがかなり鮮明に見えてくる。これを見ると、他の様々な事業においても不正が行われているのではないかという「合理的な疑問」が生まれてくる。この「疑問」をそのままにして民営化を進めるのはまずい。

 

● 日本郵政の代表権を持つ西川さん(社長)、高木さん(副社長・元金融庁長官)は竹中さんの人事。決定権を身内で独占している。これが「私物化」の原因になっていると考えられる。なので、反対のための反対ではなく、国民の利益のために行われるはずの民営化が、一部の人の利益のためだけに使われてしまっている疑いがある以上、ここは一度立ち止まって真実を明らかにする必要がある。

 

(長谷川さんのまとめ)

● 郵政民営化は単純に考えればいいと思っている。いいサービスが安く提供できるのであれば民であろうが官であろうが何でもよい。そして事業体が発展して働いている人も幸せになれるのであれば、民営化に反対する理由は無い。

 

● しかし、小泉・竹中が作った設計図は世界の失敗例としてすでに前例がある。NZでは7割の郵便局が閉鎖になり、ドイツでは8割の郵便局が閉鎖になった。当然民営化を進めた政権は次の選挙で負けた。NZは最後国有化したが、なくなった郵便局は元に戻っていない。日本でも確実に同じことが起こる。なので、もう一度落ち着いて見直す必要があると思う。

 

 

55年体制からようやく解き放たれた日本国民は、こういう色々な政治的代償を払っていきながら、政治的にもこれから成熟の過程をたどっていくのでしょう。そういう意味で、先の衆院選はその一歩だったのかもしれないと思います。




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